PCR検査を受けて陽性反応が検出されたときに取る行動

PCR検査を受けて陽性反応が検出された場合は、感染を拡大しないために入院または宿泊療養施設へ入所しなければなりません。

新型コロナウイルスの症状が軽度の場合は、入院ではなく自宅で療養するケースもあるので、その際は保健所などが感染の症状が悪化しないようにサポートします。

陽性反応が検出されたときは、どのような行動を取るべきかについて紹介していきます。

 

PCR検査を受けて陽性反応が検出された時の流れ

PCR検査を受けるきっかけとなるのが、新型コロナウイルスの症状である「発熱」・「味覚の異常」の他に、濃厚接触者と判断された場合などが挙げられます。

病院でPCR検査を受けますが、検査の結果は即日ではなく、翌日に病院または保健所から「陽性」・「陰性」の結果が伝えられるので、その後の行動が重要です。

検査結果が陽性だった場合は、保健所から体調の変化や行動状況、発症日や感染した場所を特定するための様々な質問があります。

その他に、療養について案内があり、「病院」・「宿泊療養施設」・「自宅」のいずれかで療養期間が終了するまで生活しなければなりません。

療養が終了する期間は症状によって異なりますが、一般的に発症日から「10日間」経過の他に、症状軽快後72時間が経過していることが療養期間の終了基準です。

新型コロナウイルスの症状がない場合は、検体採取日から10日間が経過した時点で療養期間が終了となるので、病院や宿泊療養施設を利用している場合は帰宅することが出来ます。

 

陽性反応が検出後の入院や入所までの過ごし方

陽性反応が検出されて病院や宿泊療養施設を利用するまでの期間は、自宅で生活することになるので、感染拡大防止のために注意する点があります。

まずは、これまで以上に徹底した体調管理が必要となるので、最低でも1日に2回検温を行い、体調の変化を注意深くに観察しましょう。

感染拡大防止するために、外出以外にも自宅内の行動は必要最小限にとどめることが重要であり、家族との接触も極力避けたほうがいいです。

次に、同居者がいる場合は感染を防ぐためにタオルなどを共有は避けて、可能な限り距離を取って生活しましょう。

同じ空間にいないことが望ましいですが、住居によっては困難となる場合もあるので、自宅でもマスクの着用や手指の消毒が必要です。

最後に、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している期間に、いままで感じたことがない恐怖や不安を感じる人も少なくありません。

そういったときには一人で抱え込まないで、家族や同居人に相談しましょう。

会話をすることで暗い気持ちが明るくなる他に、元気をもらうことが出来るので、体調や症状以外に心のケアも必要です。

 

まとめ

PCR検査を受けると翌日に検査の結果が伝えられますが、陽性反応が検出された場合は症状によって療養する場所が異なります。

軽症の際は自宅療養になりますが、その他の場合は病院または宿泊療養施設で療養しなければなりません。

一般的に発症日から10日間経過で療養期間が終了して退院が可能ですが、退院後も安心ということではないので、しっかりと予防をしましょう。