感染の可能性が高い濃厚接触者はPCR検査が必要

新型コロナウイルスは拡大を続けており、一人一人が意識を高めないと感染の拡大を防ぐことが難しい状況になっています。

感染の疑いがある場合はPCR検査を受ける必要がありますが、陽性反応が検出された場合は、家族や親しい友人、仕事の同僚などが濃厚接触者となるケースが多いです。

世間では濃厚接触者の定義が曖昧になっていて、しっかり把握している人は非常に少ないため、濃厚接触者であっても気が付かない人もいます。

どのような場合に濃厚接触者となるのかを紹介していきます。

 

濃厚接触者と判断するためには?

濃厚接触者の定義が曖昧で、周囲の人間が新型コロナウイルスに感染した場合でも、自分は大丈夫と判断している人は大勢います。

では、どのように判断するのかとなった場合に、まず確認しなければならないのは感染した人との「距離の近さ」・「時間の長さ」が挙げられますが、キチンと把握している人は少ないです。

距離の近さとは、必要な感染予防をしないで陽性反応が検出された人と手を伸ばせば届く距離にいた場合や、その人に触れることで濃厚接触者と判断されます。

これは、およそ1メートル以内の距離となりますが、この距離で15分以上経過した場合が対象です。

勤務先で新型コロナウイルスの陽性反応が検出された人がいた場合、検査をした医療機関が保健所に届出を提出した後に、本人に保健所からラン楽があります。

その際に、感染源の心当たりや接触した人物について質問がされて、そのときに上記の項目に該当した人が濃厚接触者と判断されます。

 

濃厚接触者と判断された場合はどうするの?

新型コロナウイルスの症状が出ていなくても、濃厚接触者と判断された場合はPCR検査を受ける必要がありますが、公費でPCR検査を受けることが出来ます。

その際は、保健所が連絡をしてどの医療機関でPCR検査を受けることが出来るのか確認をした後に、すぐに検査を受けましょう。

陽性でも無症状であれば入院ではなく、宿泊療養施設や自宅療養になるケースが多く、陰性だった場合でも14日間の健康観察が必要となります。

どちらの場合でも他者への感染のリスクがあるので、不要不急の外出は控えましょう。

その他にも、濃厚接触者と認定されていないけれど不安なのでPCR検査を受けたい、といった意見も多くありますが、その場合の検査費用は自費となります。

しかし、会社が検査費用を負担するケースもあるので、不安がある場合は職場に相談してみるといいでしょう。

 

まとめ

意識が低いと濃厚接触者と気が付かないこともありますが、周囲が新型コロナウイルスに感染した場合は、自分も危険なのではと考えなくてはなりません。

自分は大丈夫などと考えている人ほど感染している可能性は高く、無症状の場合は感染を拡大させる危険もあります。

感染している、していないに関わらず、予防をしっかりとして意識を高めましょう。